運営会社が変わって数年経った為
書いてもいいだろう。
18の時。
ビールの売り子のバイトに応募をした。
野球好き女さんの憧れのバイトだと思う。
当時1番オシャレな服装と思っていたリッスンフレーバーを着て面接に行った。
厚底靴を履いて樽をしょった。
いつから働きますか。
6月のソフトバンク戦からですね。
よし来たな。地方球場は採用ザルだな。
でも待てよ。
この日なにかあったよな。
やばい。この日はチケットがある。
私はホークスを見に行かなければならない。
チケットをゴミにするのだけは勘弁。
これに加えてサッカースタジアムにも
行ってください。
交通費は支給額以上は自腹です。
支給額は250円。安い。
このサッカースタジアムまでの距離が遠い。
出せたもんじゃない。
まずそのスタジアムに行って何をするんだ。
細かいことは忘れたが
マラソンにも出ろと言われた。
マラソンイベントで一体何を売るんだ。
ドームのスケジュールを見せて貰った。
日付をずらせとも言えない。
ホークス戦に行かないといけない為
ずらせなんて口が滑っても言えるものか。
あっ……と言って帰ってきた。
帰宅した後も攝津様のアクキーを付けて
攝津タオルをしていないと自分じゃない気がした。 攝津様は私にとっての人生だ。
仕事でもホークス以外を応援することは出来ない。これはいかんでしょ。
ダンスグループのリハーサルの音を
聴きながらの面接だった。
思えば貴重な経験をしている。
野球が好きな人こそ売り子はできない。
でも可愛い制服が着れる仕事がやりたい。
じゃあ、コンカフェをやろう。
客とホークスの話ができるぞ。
そうは思うものの。
直後に大きな鬱で寝たきりになって
気付けば18歳から22歳になっていた。
結局コンカフェはやらずに終わった。
就活で喋れないしいいかと思ったりもするが
可愛い制服は着てみたかったものだ。
ちなみにコンカフェどころじゃない筋金入りの夜職は本当に金銭面で困ってやる事になるがビックリするほどホークスの話ばかりしていた。
CSに向けて本気で語り合ったこともある。
それはそれは楽しかった。
ホークスファンなのに立浪にそっくりな人もいた。みんな秋山さんが大好きだった。
そういえばホークスと言えば私は攝津正さんを様を付けるくらい大好きだ。
一目惚れなので本当に顔がいいがそれ以上に、生き方も前向きな姿勢も波風を立てない平常心の考え方も好きだ。
いくら薄毛になろうが太ろうが。結婚してパパになろうが。病気になろうが。そんなことは関係ない、かっこいいはビジュアルの劣化や結婚如きで衰えるほどちゃちで薄っぺらいものでは無い。
滲み出る雰囲気や立ち振る舞いを含めてかっこいいのだから。精神疾患の私は何度救われただろうか。
ファンレターも出した。無駄知識botも作った。
月刊ホークスに結構でかく絵が載った事もある。
で、最近思うのだが。
どんだけ見た目だけを整えていようと内面が幼いと人としての魅力に欠ける。
これは最近本気で思うのだが届けられる愛にもガワだけだと残念だが限界がある。
それに気付かない、歳を取るだけとって
ビニール肌になりながらも必死に抵抗する大人を見ると情けないなと思う。若さしか取り柄がないと人はこうも惨めになるのか。
本質を見抜くことが出来る人になりたい。
というリゾバ中にまともな職歴がなくて
足を引っ張っている人のボヤキである。
オシャレでも可愛くないかもれないけど
マックやサイゼでコツコツ稼いでいた方が
いいぞ!
歩合制で就活で喋れるバイトは
球場の売り子くらいしか無いぞ!